体のみ。

昨日はトモ君と会った。
2度目のデート。

平日の昼間、鎌倉までドライブ。
少し散策して、お茶して、すぐまた車に戻る。

そろそろお昼だ。
どこへ行くか決めないまま、車を勝手に走らせるトモ君。

遠回りしながら、私の住む町の方へ向かってる。

いきなり、「行こうか？」と聞かれる。
「は？」
「良い？行く？」

あぁ、ラブホか。
それよりお腹空いたなぁ。

そう言おうとしたら
「お腹・・空いてないよね？」ってトモ君。

勝手に決めてるし。

「トモ君は？」
「全然。」

自分が食べたくないんだね。
つまんない人。

勝手にラブホまで行ってしまった。
…まぁいっか。
あんまりその気にならないけど。

「私、お金持ってないから」と、とりあえず断っておく。
年下は男が払うって自覚がない人多いから。

「いいよ」

ふん。ヤダなんて言ったら速攻帰ってやる。

その気もないまま抱かれる。

トモ君は私に『犯して』って言った。

ヘンな性癖があるのか？
シャワーを浴びさせようとしないし、自分も浴びない。
やだな・・・

けど、気が向いたからご希望通りちょっと責めに入ってあげた。
上になって頑張る。
激しいのは好みじゃないみたい。
なのでゆっくりゆっくり。

彼はしながらよく喋る。

「みんはしてる時　顔が変わるなぁ」
「いやらしいなぁ」
「えっちな人　好きだよ」
「セックス好き？」
「気持ちいいって大きな声で言って」

・・トモ君　良かったのかしら？
私はテンション低いまんま、終わる。

つまんない。つまんない。
体なんか一つにならなくていい。
心が一つになりたい。
気持ちを重ねたい。
私を解かって。私を愛して。